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学校長あいさつ

- 武生看護専門学校をめざす皆さんとそのご家族へ ―

 武生看護専門学校を学生さんや教職員は、「タケカン(武看)」と呼び習わしています。福井県越前市に立地し、1998年(平成10年)3月27日に開校しました。約四半世紀の歴史があります。学校名に冠した武生は、源氏物語の作者である紫式部が京都以外で唯一居住したことが分かっている当地の旧市名に由来しています。
 武看では、学ぶ上で基本的なこととして、感染症対策のひとつである予防接種など医療現場で求められる安全対策を実施し、学生の心身の健全性に配慮しています。ひと世代前までは、各個人は均一で特異な個性を持たず一致団結することが求められ美徳とされていました。今は、個性を重んじ多様性を認める中で目標を共有することに主眼が置かれます。その過程の中で、学生個人の成長と自身の専門性を身に付けていくことが求められます。学生に備わっている能力を伸ばし、医療や福祉・介護に携わる社会人となる準備を武看の教職員の支援のもとに整えます。生命の尊厳にかかわる専門性に対する喜びと誇りを持ち、身についた技量を発揮することが地域社会への貢献となることを自覚できる道が開かれます。
 ナイチンゲールに始まるとされる近代看護は、体系化され系統的に学ぶことができる学問領域となっています。武看においては、他の学友と共に基礎知識を学び、最終学年に向けて医療介護実習での看護を体験していくことになります。晴れて看護師の国家免許を手にした卒業生は、武生医師会管内である越前市や南越前町など丹南地区を中心に福井県内外で看護師として勤務し、地域医療を支え活躍しています。




武生看護専門学校長
林 秀 樹
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